今年もKYOTOGRAPHIEの時期がやってきました。
開幕から10日。
早くもすべての会場を踏破したという猛者もいらっしゃるかもしれませんね。
遠方からの参戦者は、効率よく見て回れるよう、事前の確認・準備が必須です。
先週末、私もようやくパンフレットなどを確認して、いくつかの会場を見てきました。
時間をかけてみておきたい会場は、ちょっと後回し。
気になる点も含めて、いったんまとめておきたいと思います。
これからKYOTOGRAPHIEへ行こうという方の参考になれば幸いです。
チケット
KYOTOGRAPHIE には、複数のチケットがあります。
チケットは有料会場入口で購入できますが、複数の種類があることを知らず、入り口で迷ったり、適切なものを購入できなかったりする方がいらっしゃいます。
ぜひ、事前にチェックして、自分に合ったチケット(パスポート)を検討してみてください。
それぞれ用途が異なりますので、スケジュールに合ったチケットを購入しましょう。
無料会場だけを見るなら、もちろんチケットは不要。
チケットの種類
●単独チケット
各会場、一か所一回かぎりのチケット。
有料会場で、入場時に支払います。
見たいものが限られているときは、このチケットがお得。
料金(会場ごとに異なる)
一般:600円〜1,200円
学生:500円〜1,000円
●1DAYパスポート
1日限り有効。全会場1回のみ入場可能。
ただし、アソシエイテッド・プログラム会場を除く
料金
一般:3,000円
学生:2,000円
団体割引(10名以上):2,500円
●パスポート
会期中有効。全会場1回のみ入場可能。
ただし、アソシエイテッド・プログラム会場を除く
料金
一般:4,000円
学生:3,000円
団体割引(10名以上):3,500円
※ 中学生以下は無料 / 身障者は無料、付き添いは通常料金
※ 詳しくは、公式サイト チケットページで
各チケットは、有料会場の入り口で購入できます。
1日で全会場は難しいと思いますが、2〜3回に分けて有料会場を全て回るなら、パスポートがおすすめ。
1DAYについては、目的の展示が合計いくらになるかで検討してください。
1DAYで高額会場を周り、比較的安い会場を単独チケットで入るなど、合わせ技もおすすめです。
有料会場をすべて単独チケットで回った場合、合計は一般:7,200円、学生:5,800円となります。
今年のメインプログラムは15、
展示内容、会場、地図、料金を一括表示して欲しい……
と毎回思うので、簡単にまとめてみました。
画像クリックで展示詳細(公式サイト)、住所クリックで Googleマップを開きます。
全会場のマップはこちら(公式マップ)
1. 京都新聞ビル 印刷工場跡(B1F)|ローレン・グリーンフィールド
入場無料
10:00 – 17:00 | 休:水曜(5/2以外), 5/6
〒604-8577 京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町239
地下鉄烏丸線「丸太町」駅7番出口すぐ
2,3. 堀川御池ギャラリー|1階:森田具海 / 2階:小野 規
600円 / 学生 500円
11:00 – 19:00 | 休:月曜
〒604-0052 京都市中京区押油小路町238-1
地下鉄東西線「二条城前」駅 2番出口から徒歩3分
4. 嶋臺(しまだい)ギャラリー|フランク・ホーヴァット presented by CHANEL NEXUS HALL
入場無料
10:00 – 18:00 | 休:月曜(4/30以外)
〒604-0844 京都市中京区御池通東洞院西北角
地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅1番出口から徒歩1分
5. NTT西日本 三条コラボレーションプラザ|クロード・ディティヴォン
入場無料
10:00 – 19:00 | 無休
〒604-8172 京都市中京区烏丸三条上る場之町604
地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅5番出口すぐ
※インフォメーションブース有り
6. 京都文化博物館 別館|ジャン=ポール・グード presented by BMW with a special CHANEL × GOUDE highlight
1200円 / 学生 1000円
10:00 – 19:00 | 休:月曜(4/30以外)
〒604-8183 京都市中京区三条高倉
地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅 5番出口から徒歩3分
7. 誉田屋源兵衛 竹院の間|深瀬昌久
1000円 / 学生 800円
10:00 – 18:00 | 休:火曜(5/1以外)
〒604-8165 京都市中京区室町通三条下ル 西側 誉田屋
地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅 6番出口から徒歩4分
8. 誉田屋源兵衛 黒蔵|ロミュアル・ハズメ
800円 / 学生 600円
10:00 – 18:00 | 休:火曜(5/1以外)
〒604-8165 京都市中京区室町通三条下ル西側 奥
地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅 6番出口から徒歩4分
9. 藤井大丸 ブラックストレージ|ステファン・シェイムス
800円 / 学生 600円
10:30 – 20:00 | 休:火曜(5/1以外)
〒600-8038 京都市下京区足袋屋町318
阪急「河原町」駅7番出口から徒歩5分
地下鉄烏丸線「四条」駅3番出口から徒歩4分
10. y gion|リウ・ボーリン
入場無料
12:00 – 21:00, 24:00(月・火)|無休
〒605-0086 京都市東山区弁財天町19
地下鉄東西線「三条京阪」駅2番出口から徒歩6分
京阪「三条」駅2番出口または「祇園四条」駅9番出口から徒歩2分
11. ASPHODEL|宮崎いず美
600円 / 学生 500円
11:00 – 19:00|休:火曜
〒605-0085 京都市東山区八坂新地末吉町99-10
京阪「祇園四条」駅7番出口から徒歩3分
阪急「河原町」駅1番出口から徒歩5分
12.両足院(建仁寺内)|中川幸夫
1000円 / 学生 800円
10:00 – 17:00|休:4/19, 4/20, 4/25, 5/2, 5/9
〒605-0811 京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町591
京阪「祇園四条」駅 3番出口から徒歩7分
阪急「河原町」駅 1番出口から徒歩10分
13. 三三九(旧貯氷庫)|ギデオン・メンデル presented by FUJIFILM
600円 / 学生 500円
12:00(平日), 11:00(土・日・祝) – 19:00 | 休:水曜
〒600-8846 京都市下京区朱雀宝蔵町74
JR嵯峨野線「丹波口」駅から徒歩8分
市バス「七条千本」バス停から徒歩5分
市バス「京都リサーチパーク前」バス停から徒歩7分
14. 三三九(旧氷工場)|アルベルト・ガルシア・アリックス
600円 / 学生 500円
12:00(平日), 11:00(土・日・祝) – 19:00 | 休:水曜
〒600-8846 京都市下京区朱雀宝蔵町74
JR嵯峨野線「丹波口」駅から徒歩8分
市バス「七条千本」バス停から徒歩5分
市バス「京都リサーチパーク前」バス停から徒歩7分
15-A. 京都市中央市場 関連10・11号棟 南壁面|K-NARF
入場無料 / 壁面に常時展示
〒600-8847 京都市下京区朱雀分木町80
JR嵯峨野線「丹波口」駅から徒歩8分
市バス「七条千本」から徒歩5分
市バス「京都リサーチパーク前」から徒歩7分
15-B. KYOTO MAKERS GARAGE|K-NARF
入場無料
12:00(平日), 11:00(土・日・祝) – 18:00 | 休:水曜
〒600-8846 京都市下京区朱雀宝蔵町73-1 1F
JR嵯峨野線「丹波口」駅から徒歩8分
市バス「七条千本」から徒歩5分
市バス「京都リサーチパーク前」から徒歩7分
15-C. 株式会社マツシマホールディングス Kyoto BMW 本社|K-NARF
入場無料
10:00 – 18:30|休:第二、第四水曜
〒615-0041 京都市右京区南高田町10
JR嵯峨野線「丹波口」駅から徒歩8分
市バス「西大路五条」から徒歩2分
昨年、サーポートスタッフとしてお世話になった二条城、無名舎は、今年は入ってなくて残念。
また、アソシエイテッド・プログラムとして、下記会場でも展示があります。
16. 美術館「えき」KYOTO|蜷川実花
900円 / 高・大学生 700円 / 小・中学生500円
※ KYOTOGRAPHIEパスポート提示で200円引き
10:00 – 20:00 | 無休
〒600-8555 京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
JR、近鉄、地下鉄烏丸線「京都」駅下車すぐ
17. 細見美術館|ジャック=アンリ・ラルティーグ
1,300円(1,100円) / 学生 1000円(900円)
※( )内は20名以上の団体
※ KYOTOGRAPHIEパスポート提示で1,000円
10:00 – 18:00(会期:4/21 – 6/3) | 休:月曜(祝日の場合、翌火曜)
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
地下鉄東西線「東山」駅 2番出口から徒歩10分
18. ギャラリー素形|須田一政
入場無料
11:00 – 19:00 | 休:4/23
〒604-0021 京都市中京区室町通二条下ル蛸薬師町271-1
地下鉄烏丸線または東西線「烏丸御池」駅2番出口から徒歩6分
※素形は然花抄院さんの奥にあります。然花抄院さんのカステラはめちゃくちゃ美味しいので、ぜひお土産に。
19. 立命館大学国際平和ミュージアム|林 典子
400円(350円) / 中・高生 300円(250円) / 小学生200円(150円)
※( )内は20名以上の団体
※KYOTOGRAPHIEパスポート提示で特別展のみ1回に限り無料
9:30 – 16:30, 19:00(金)(会期:7/16まで) | 休:月曜
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
市バス「立命館大学前」バス停から徒歩5分
市バス「わら天神前」バス停から徒歩10分
利用したい便利なサービス
遠方からいらっしゃる方や、手早く会場を回りたい方におすすめしたいサービスをまとめておきます。(公式サイトにまとまっていないんだもん!!)
記事公開時点での情報となります。
また、内容が変更になったり、正確でない可能性もあります。
かならず、公式のインフォメーションブース等でご確認の上、ご利用ください。
インフォメーションブース
NTT西日本 三条コラボレーションプラザ(10:00 – 19:00|無休)
困ったことや、わからないことがあればここへ。
各会場でも案内がありますが、細かいことがわからない場合もあります。
また、販売されている公式グッズのラインナップも、インフォメーションブースが一番安心できると思います。
図録や写真集の販売も。待ち合わせ場所にも◎
BMWレンタサイクルもここで手続きします。
「パリ五月革命―夢みる現実」Claude Dityvon(クロード・ディティヴォン)の会場にもなっています。
ガイドツアー
週末とゴールデンウィークに開催。
はじめての方や、とりあえず効率よく回りたい方にはオススメかも。
「西」「東」「丹波口」のエリアに分けられ、時間ごとに巡回場所も異なるようです。
各回90分程度
パスポートを持っている場合は、無料・予約不要
それぞれ開催日・集合場所などは、下記詳細ページでご確認ください。
ツアー詳細ページ
https://www.kyotographie.jp/tours/
BMWレンタサイクル
無料、要パスポートチケット。写真付き身分証明書も必要とのことです。
受付け(貸出 / 返却)は、インフォメーションブースで。
BMW i3 市内巡回シャトルカー
個人的に気になりつつも、利用する勇気が沸かないシャトルカー笑
BMWのWebサイトから引用します。
KYOTOGRAPHIE 2018会期中の土日祝は、ジャン=ポール・グード氏、および宮崎いず美氏によりデザインされたラッピングカー BMW i3 が各2台、計4台で市内巡回シャトルカーとして、主要展示2ルートを駆け抜けます。
巡回ルート:主要展示2ルートを2台ずつ巡回
運行日程:4/15(日) ~ 5/13(日)の、土日祝日のみ (4/30(月)は運行)
乗車停留所:
■祇園ルート停留所
・京都文化博物館 別館 [京都市中京区三条高倉]
・ASPHODEL (アスフォデル) [京都市東山区八坂新地末吉町99-10]■丹波口ルート停留所
・嶋臺 (しまだい) ギャラリー [京都市中京区御池通東洞院西北角]
・三三九 (さざんがきゅう) (旧貯氷庫) [京都市下京区朱雀宝蔵町74]
BMWの公式サイト
BMW関連の情報は、下記サイトからもどうぞ。
https://www.bmw.co.jp/ja/campaign/2018/kyotographie2018.html
KYOTOGRAPHIE×MKコラボツアー
「全会場コンプリートツアー」(4日前までに要予約)
MKタクシーで全15会場を回るという怒涛のツアー。
最少催行人数 6名 ジャンボタクシー利用
1DAYパスポート、京都の人気寿司店「AWOMB」による限定のスペシャル弁当付き。
土日祝 10:00 – 17:30ごろ終了予定。
各会場の鑑賞時間は20分程度。
詳細は、下記ページから
http://www.mk-group.co.jp/travel/2018kyoto_graphie1.html
また、上記の他にも貸し切りハイヤー、レンタカー、レンタサイクルなどがあるようです。
気になるところ
毎年気になることですが、公式サイトのわかりにくさは、かなり問題なのではないかと。
SNSでも頻繁に情報が発信されていますが、それだけでは、必要なときに情報へアクセスできません。
たとえば、今回はBMWが提供しているレンタサイクル(無料)を利用してみたいと思ったのですが、この情報が公式サイトにない。
ググっても、過去の情報や個人のブログ、SNS投稿がでてくるだけなんですね。
また、イベントの情報が集まるインフォメーションがどこに設置されているのか。
これもわからない。
インフォメーションの場所がわかれば、まずはそこへ……と思っていたのですが。
結局、一般参加者のTwitter投稿を見つけて、それを頼りに場所を特定したのでした……。
これって、見に来てくれるお客さんにものすごい負担を強いる結果になってますよね。
Webディレクターや制作会社の方なら、卒倒するレベルでダメだと思います。
「カッコよさ=デザイン」じゃない。
「デザインは、単に見た目や感じ方ではなく、どのように機能するかだ(S. ジョブズ)」
また、パンフレットも数が多すぎて、どれを見れば詳しい情報が得られるのかわからなくて……。
昨年はサポートスタッフに参加しましたが、そんな私でも、ちょっとしたことに躓いて、情報を探すハメに……
私がアホなだけかもしれませんが、初参加の方や土地勘のない方には、かなりハードルが高いように感じます。
大きなイベントですから、情報も複雑です。
ぜひ、ここはビシっとスマートにWebサイトをまとめていただきたい!
KYOTOGRAPHIE サポートスタッフについて
昨年参加したサポートスタッフですが、今年はスケジュールの都合上、断念しました。
慢性的な人員不足はあるんじゃないかなぁと思うので、もしこの記事を見て、サポートスタッフにご興味を持たれた方がいらっしゃったら、下記ページを見てみてください。
KYOTOGRAPHIE2018 サポートスタッフ について
会期終了後の撤収作業もあります。
大きな展示の裏側を垣間見るのは、なかなか刺激的な体験でした。
私も、また機会があれば参加したいと思っています。
まとめ
というわけで……
見てきた展示も紹介するつもりでしたが、情報まとめでいっぱいになってしまいました。
参考になりましたでしょうか。
ではでは、今日はこのへんで。
次回は、KG+についても触れたいな……よくわからんのだけど。
●KYOTOGRAPHIE 公式サイトのリンク
KYOTOGRAPHIE(https://www.kyotographie.jp/)
KG+(https://www.kyotographie.jp/kgplus/)
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