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東アジア文化都市2017 京都「アジア回廊 現代美術展」を見てきた

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アジア回廊 現代美術展』は、夏から開催中の現代美術展。もうすぐ終了となりますが、備忘録として書いておきたいと思います。

主な展示会場は「二条城」と「京都芸術センター」の二箇所。その他に関連企画があるようです。

今回見てきたのは、二条城と芸術センター、関連展示の「日中韓若手女性写真家展」の3つ。

「アジア回廊」の展示は多数あり、会場内も複雑に配置されていますので、まずはパンフレットを入手されることをおすすめします。

「東アジア文化都市」については、『東アジア文化都市2017 文化庁Webサイト』に記載があります。一部を抜粋しておきます。

日本・中国・韓国の3か国において,文化芸術による発展を目指す都市を選定し,その都市において,現代の芸術文化や伝統文化,また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するもの

2014年から実施されており、毎年各国から一都市ずつ選ばれます。過去も含めて、開催都市は『東アジア文化都市2017京都 Webサイト』に詳しく紹介されています。

関連の企画展示として『日中韓若手女性写真家展』も見てきました。

各会場ごとに簡単にまとめておきたいと思います。

アジア回廊 二条城

二条城入城料(¥600)に加えてアジア回廊のチケット(¥600)が必要でした。

アジア回廊のチケットは、通常非公開の「台所」と「東南隅櫓」の鑑賞券となります。この二箇所を見ないのであれば、二条城の入城料のみで鑑賞できます。

台所、東南隅櫓は今年のKYOTOGRAPHIEでも展示があった場所。その他、広大な庭に多数の展示がありました。

今回は、二条城そのものは鑑賞せず、展示だけに絞って回りましたが、約2時間かかりました。

二条城とともに楽しむなら、4時間程度確保したほうが良さそうです。

二条城 台所の展示

KGのボランティアスタッフとしてお世話になった場所ですが、随分と印象が違うことに驚きました。

KGの展示ももちろん素晴らしかったのですが、それとは違った空間が新たに出現したような印象です。

美術館やギャラリーのホワイトキューブとは違い、歴史的建築物の特別な空間でありながら、展示作品が引き立っていまいた。

KGの展示でも感じたことですが、本来「展示スペースではない場所」に作品を置くことは、作品そのものだけでなく、空間全体も作品の一部になる(ならなければいけない)んだなぁと感じました。

それは「その場でしか成立しない作品」を鑑賞することであり、貴重な経験になるということです。作品のみを近視眼的に見るのではなく、空間そのものが持つ歴史や魅力を含めて記憶に刻んでおきたいと思いました。(それがどれほど成功しているかはともかく)

なお、台所の展示は10月11日〜15日(最終日)の期間中、伝統芸能公演のため一部(宮永愛子/草間彌生/チェ・ジョンファの一部)が鑑賞できないとのことです。ご注意ください。

チェ・ジョンファ Choi Jeonghwaチェ・ジョンファ Choi Jeonghwa

チェ・ジョンファ Choi Jeonghwaチェ・ジョンファ Choi Jeonghwa

チェ・ジョンファ Choi Jeonghwaチェ・ジョンファ Choi Jeonghwa

チェ・ジョンファ Choi Jeonghwaチェ・ジョンファ Choi Jeonghwa

 チェ・ジョンファ Choi Jeonghwaチェ・ジョンファ Choi Jeonghwa

谷澤紗和子 Tanizawa Sawako谷澤紗和子 Tanizawa Sawako

ツァイ・グオチャン(蔡國強) Cai Guo-Qiangツァイ・グオチャン(蔡國強) Cai Guo-Qiang

草間彌生 Kusama Yayoi草間彌生 Kusama Yayoi

キムスージャ Kimsoojaキムスージャ Kimsooja

二条城 東南隅櫓の展示

空間全体が作品になっているという意味では、東南隅櫓の展示は一番刺激されました。

隅櫓の構造を最大限に活かした、幻想的な空間になっています。

インスタレーションはどちらかというと苦手というか、よくわからないと感じることが多いのですが、この展示は何時間でもこの場に留まっていたいと感じました。

東南隅櫓は少しわかりにくい場所にありますので、見逃し注意。(入り口を入って左方向へ進んだ角にあります。足場が悪いので要注意)

久門剛史 Hisakado Tsuyoshi久門剛史 Hisakado Tsuyoshi

二条城 野外展示

二条城入城料のみで鑑賞できる展示になります。大変広いところに点在していますので、展示案内図を確認しながら進まないと見落としそうでした。

三嶋りつ惠 Mishima Ritsue三嶋りつ惠 Mishima Ritsue

花岡伸宏 Hanaoka Nobuhiro花岡伸宏 Hanaoka Nobuhiro

伊藤存 Ito Zon伊藤存 Ito Zon

ハム・キョンア Ham Kyungahハム・キョンア Ham Kyungah

へ・シャンユ(何翔宇) He Xiangyuへ・シャンユ(何翔宇) He Xiangyu

チェ・ジョンファ Choi Jeonghwaチェ・ジョンファ Choi Jeonghwa

チェ・ジョンファ Choi Jeonghwaチェ・ジョンファ Choi Jeonghwa

アジア回廊 京都芸術センター

京都芸術センターでは、11の展示が行われていました。こちらは、無料で鑑賞できます。

元明倫小学校の校舎を利用した施設ですが、構造がちょっと複雑で、順路通り進まないとたどり着けないところがあるので注意。

入り口にパンフレットがありますので、必ず入手して参考にしてください。

映像作品はすべて鑑賞するには時間がかかります。今回は一部しか見ることができませんでした。

また、時間的な都合で写真は撮れませんでした。無料で鑑賞できるので、実際に見てみるのが一番だと思います。

四条烏丸からすぐですので、お近くの方はぜひ。

京都芸術センターのWebサイト

日中韓若手女性写真家展

日中韓若手女性写真家展

京都造形芸術大学 智勇館 1Fのギャラリーで10月25日まで開催しています。

こちらも無料ですので、写真に興味のある方はぜひ。

今回は移動に時間を取られてしまい、ゆっくりできなかったのが心残りでした。

展示には、Q&Aで写真家それぞれに政治や写真批評、女性に生まれたことなど興味深い質問と答えがありました。

じっくりと読みたいと思ったのですが、時間がなく……

ときどき思うのですが、こういったテキスト類は、持ち帰りできるようにしてくれたら助かるのになぁと…。

その場でしっかり読んで頭に入れれば良いのですが、なかなかすべてを記憶することはできません。

撮影可能な会場であれば、スマホで撮っておけばいいという場合もありますが、今回は光沢のある素材にプリントされていたため、照明が反射してしまって判読できる状態で記録することができませんでした。

それから、智勇館は比較的新しい施設のようですが、詳細がなくて困りました。

今回の展示を知ったのは「アジア回廊」のWebサイトでしたが、休廊日があるのか、開廊時間は何時から何時なのか……

「智勇館」で検索しても出てこないし、京都造形芸術大学のWebサイトでも見つけられませんでした。

素晴らしい展示スペースなので、もっとわかりやすくして欲しいと切に願います……

 日中韓若手女性写真家展

まとめ

映像作品の他、時間的な制限などから写真に残せなかった作品もたくさんあります。

開催期間は残りわずかですが、おすすめです。見応えありました。

アジア回廊 Webサイトのアーティスト一覧も参考にどうぞ。

京都は非常にコンパクトな街なので、ギャラリーをいくつもハシゴできるのが魅力です。

ただ、今回は三連休の真ん中で、前日のお天気がいまいちだったことも影響したのか、バスが渋滞に巻き込まれ、またバス車内もすし詰めという……

京都市内では珍しくない状態とはいえ、暑さも伴ってヘトヘトになってしまいました。

自転車を利用していれば、1時間半は節約できたと思います。

次からは、レンタサイクルを活用したいと思います_ノ乙(、ン、)_

Facebookでレンタサイクルについて投稿したら、友人が出町柳と大宮によいレンタサイクル屋さんがあると教えてくれました。感謝。

ちょっと調べてみようっと。

みなさんも、京都観光にはぜひレンタサイクルを。なお、自転車の通行が制限されている道路があります。事前に充分下調べしたほうが良さそうです。

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