長らく放置になっているこのブログですが、そろそろ再開したいような気分になってまいりまして。
この一年、いろいろと変化が激しく、やりたいと思っていたことが停滞する一方で、思いがけない出会いやチャンスをいただきました。
すっかり一周回った気がするので、ここらで少しまとめておきたいと思います。
しかしまぁ、こういうのは年末なんかにやるもんじゃないんですかね。ハハハ
怒涛の一年
振り返りや新年の抱負というのはやらない(できない)のですが、この一年は本当に色々なことがありました。
まず、昨年の初めごろに、長くお世話になった会社を退職することになりました。
突然のことで、もちろん希望した結果ではなく、残念な成り行きではあったのですが、お互いにできる限りの誠意を持って向き合えたことには感謝しかありません。
2019年といえば、前年の暮れから写真家・育緒先生主催のROCKYOUというイベントにPhotoshop講師として携わらせていただき、ただの趣味だった写真の世界が、ひと回り大きく開いた年でした。
そんな最中の退職でしたから、思い切って休暇と考えて、写真やWebの勉強などしながら、フリーランスの可能性を探ってみようか、などと考えておりました。
なんだかんだと15年がんばったので、ここらで好きなことをやってみてもいいかな、と。
悠長な話です 笑
しかし、ご縁というのはタイミングよくやってくるもので。
育緒先生にも「面白いことやらせてください」なんて言った矢先、巡り巡ってお仕事のお誘いをいただきました。
でも、すでにアレコレやりたいことを考えていたものだから、またすぐにフルタイムの会社員というのは少し迷うところでありまして。
お誘いくださった会社に、そのように正直に話してみたところ、週4でもいいと。
もう、お断りする理由が見つからず 笑
こうして、春からまた会社員になりました。
そして、同じタイミングで京都の育緒ゼミ「photoBOOK制作ゼミ」に、Photoshop講師として参加することに。
ROCKYOU2019 のオリジナルジャケット制作のワークショップでも講師をさせていただいたのですが、長時間かけてブックを制作するのは、とても刺激的でした。
普段、クリエーターほどではないけど、仕事でも趣味でも使うし、かれこれ20年の付き合いになるPhotoshop。
写真を使った制作なら、だいたいのことはできるつもりですが、人に伝えるとなると想像以上に難しいものだと痛感しました。
結果としては、素晴らしいフォトブックが完成し、2月にはじっさいに手にとってブックを御覧いただける展示会が、ホホホ座三条大橋店で開催されます。
下記の記事に詳しくご案内していますので、ぜひ観に来てください!
人に伝えるといえば、春にはもうひとつ大きな出来事がありました。
7年ほど前から、親戚にのんびり教わっているお花で、師範のお免状をいただきました。
これはそれほど難しいものではなく、ある程度の年数やっていれば取得できるものです。
とはいえ、師範といえば「人に教える」ということも意識していく段階になります。
20年やっているフォトショでさえ、伝えるというのは難しい。
お花となれば、なおさらです。精進精進。
そんなわけで、9月からは家元主催の授業にも参加させていただくことになり、新しい段階へと展開しました。
この教室は卒業まで10年という、じつに気の長い教室です 笑
わたしは途中参加になりますので、おそらくあと7年ほど。
さて、どうなることやら。
少しさかのぼり、夏には神戸で、これも育緒先生主催の大きな写真展「29 Straight Stories」が開催されました。
参加者29名、しかも大作ばかりという、めちゃくちゃ刺激的で心に刺さる写真展でした。
ありがたいことに私も参加させていただきました。
しかも、初めて暗室での制作を体験させていただき、自分で手焼きした作品を展示しました。
自分の作品の評価はどうだったかわかりませんが、どの作品も個性的で力があり、それでいて不思議と共鳴するような、一体感のある圧倒的な写真展でした。
後にも先にも、なかなかこういう写真展には出会えないのではないかと思います。
夏にはもうひとつ、大阪の育緒ゼミの第三期修了中間発表展がありました。
なかなか衝撃的なタイトルの修了展でしたが、毎度のことながらグイグイと惹きつけられる写真が揃った展示でした。
いっしょに学ぶ仲間同士、助け合いながら搬入するのも楽しくて、とくにこの時は、みなさんにたくさん助けられました。感謝。
この夏は、神戸展と修了展、ふたつの写真展で、写真の魅力を再認識しました。
そして9月には、大阪の育緒ゼミ第四期が始まり、また新しい展開でスタート。
次はどんなものが出てくるか、結果はもう間もなく見えてきそうです。
本業のほうでは、右往左往しながら自分なりに新しいことにも挑戦できたかな、と思うのですが、いかんせん、学習能力も衰えてくる年齢で 笑
相変わらずのマイペースですが、秋頃にはようやく慣れてきたかな、という印象。
さらに、年明けからはフルタイムで勤務することになりました。
希望すれば週4でも良いと言われたのですが、やはり、収入の中心になるお仕事は中途半端にしたくはなくて。
いろいろ考えた末、今やりたいと思っていることは、もう少し先でも取り組めることだし、今の段階では、しっかり稼いで未来に備えるのもアリだな、と思っています。
そんなこんなで、2019年は退職に始まり、新しいことへの参加、環境の変化、周囲の方々の協力や理解に支えられ、結果として好きなことを好きなようにやり尽くした1年であったように思います。
さあ、次の1年です。
2020年の企み
年が明けて早くも1月も終わりに近づいてきました。
今年は、本業も写真も、さらに大きく展開する一年になりそうです。
本業では、所属会社は変わらないものの、2月中頃から勤務体制が変わる予定。
いわゆるリモートワークの実験として、自宅近くのシェアオフィスで仕事することになりそうです。
これは個人的にもとても嬉しい企画で、通勤時間が削減される分、勉強や新しい取り組みに挑戦できるようになります。
本業だけでなく、Photoshopのワークショップも(小さなものですが)柔軟に開催できるかも。
面白いことができそうなので、また改めてこのブログでもご報告したいと思っています。
写真のほうでは、今年も育緒先生主催のROCKYOUにPhotoshop講師として参加させていただくことになりました。
ROCKYOUは、写真を使ったオリジナルジャケットを自由にデザインして展示する、写真と音楽が融合した面白いプロジェクトです。
自分の写真を自分でデザインしてレコードジャケットをつくるためのワークショップを準備しています。
昨年は京都のみでしたが、今年は東京のワークショップにも参戦予定。
詳細は近日中に告知いたしますので、ご興味がございましたらぜひチェックしてくださいネ。
春以降は、引き続きフォトブックやフォトショを使った写真作品の制作をサポートするワークショップなどを企画中です。
Photoshopをマスターするためのゼミではなくて、つくりたい作品をつくるための、文字通り工房のような楽しいワークショップにできればと思っています。
そしてもうひとつ、昨年中にやり残したことが少々あるので、それも決着をつけていきたいな、と。
ここで始めたアートイベントカレンダーも、慌ただしさの中で手つかずになったままだし。
2019年が変化と準備の年であったなら、2020年は新展開へのスタートの年にしたいと思います。
どこかでご縁がありましたら、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
ワークショップや写真展のご案内は、Facebookでも発信しています。
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